2018.03.03

英検1級二次試験雑感

先日,二次試験を受験したときに感じたことを書きます。

受験されたことのある方ならわかると思いますが,
二次試験会場で受付を済ませると,まずは教室で待機させられます。
その後,順番がまわってくると,面接が行われている教室の前の席に案内されます。

その時点では自分の2人前の受験者が面接中なので,
自分の前の受験者と並んで座って待つことになります。
ですから,面接と次の面接のあいだの時間も含めて,
そこで20分程度待つことになります。

今回,私は自分の入る面接室を右前方に見る位置で座って待っていました。
左前方には私の入る面接室の向かい側の面接室があるといった位置関係です。
わかりやすく書けば,両側に教室のある廊下の突き当りに座っていたわけです。
(実際にはそうではないのですが,位置関係としてはそんな感じです。)

左前方の面接室の前には20代くらいの女性と男性が座って待っていました。
女性の方はスーツケースを持っていました。
私はこの女性にかなり注意を引かれました。
なぜかと言うと,そこでイヤホンをつけて何かを聴いていたからです。

もちろん係の人に案内されてそこに座らされたわけですし,
係の人はその前を行ったり来たりしているわけです。
オーディオ機器の使用は教室で待機する時点ですでに禁止のはずなのに…。

その女性の前の受験者が面接室から出てきたあと,
面接室のタイムキーパーの人がその女性から受験票などを受け取りに出てきましたが,
その係の人もオーディオ機器については何も言いませんでした。
その後,その女性は面接室に入りました。

10分程度が過ぎ,女性がふらふらとした足取りで面接室から出てきました。
そして,向かい側にある私が入るはずの面接室のドアの前までたどり着き,
そこで,気を取り戻そうというような素振りを見せていました。

私はそのドアの真前のところに立っているのはまずいのではないかと思いつつ何も言えずにいましたが,
すぐに女性は正気に戻ったようで,またふらふらとした足取りで廊下の中央あたりまで行きました。

想像するに,ものすごい緊張で,面接もうまくいかなかったのでしょう。

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私は自分の面接を終えた後もこの女性のことを考えていました。
スーツケースを持っていたことからして,日本海側のたとえば豊岡あたりに住んでいて,
この二次試験を受けるために前日からホテルに宿泊しての受験だったのだろうか,とか。

これは単なる想像なのですが,実際にそうだとすると,
二次試験を受けるために往復含めて丸2日間(しかも土日)を費やしているわけです。
豊岡からどういう交通手段で大阪まで来るのかはよくわかりませんが,
旅費も相当なもので,ホテル代も含めると数万円かかるでしょう。

私のように電車で30分ほどで来ることができる受験者とは意気込みが違うわけです。
意気込みがプラス方向に働けばいいのですが,たいていは緊張につながります。
オーディオ機器を使っていたのも緊張で注意事項をよくわかっていなかったのでしょう。

そんなことを考えれば,同じ合格,同じCSEだとしても,
遠方からやってくる受験者のほうが苦労も多く,実力も上かもしれません。

自分はそんな人よりも恵まれた環境にいるわけで,
「二次試験緊張する!」とか言うのは単なる甘えだなと反省させられる出来事でした。


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