洋書楽読(4):Auggie & Me: Three Wonder Stories
本来なら,"WONDERS"を読んだあとで,すぐに読むべき本でした。
というのも,"WONDERS"の世界にどっぷりとはまった状態で読むのと,
あの興奮から冷めた状態で読むのとでは,
この本に対する向き合い方がまったく違うように思うからです。
結論から言うと,ある種,期待はずれなところがありました。
"WONDERS"の副読本としてはおもしろいだろうと思いますが,
本書単体では特にひかれる部分はありませんでした。
ただ,Charlotteの章の最後の彼女とMr. Tushmanとの会話を読んでいると,
もう一度"WONDERS"を読みたい気分になりました(読みませんが)。
英語の難易度的には"WONDERS"と同程度です。
以下,あくまでもわたしの個人的な感想です。
・がんばれば読めるレベル:高校2年生
・おすすめ度★★★☆☆


『英語が話せる方法』
スティーブ・ソレイシィ著
を読みました。
本を一冊読んで英語が話せるなんて信じていたわけではありませんが,
確かに英語が話せる「方法」は教えてくれる本だと感じました。
簡単にまとめてしまえば,著者の方法は近似値です。
言いたいことが何かあるとして,それを正確に表現しようとすると結局は何も話せない。
だから,いくつかの便利な表現(この書籍では「釣り竿表現」)を覚えて,
言いたいことをそれらの表現に引き寄せて話してみようということです。
この本に登場する「釣り竿表現」はわずかですので,
とうていこれだけで英会話ができるようになることはないと思いますが,
こういった使い勝手のよいフレーズを蓄積していくのが,
外国語習得の第一歩なのだろうなと思いました。
関係代名詞を気にしすぎて話せないくらいなら,
細切れの「連続文章」で乗り切るべし,というのももっともだと思いました。
この本に出てくる「釣り竿表現」はすべて中学校で学習するものです。
ですので,中学英語を経験した人にとって新しい知識はありません。
ところが,「話せ」と言われたときにそれらの表現が出てこないんですよね。
本書で言われているように,
「なぜ英語を学ぶのか?」=Why がないと上達は望めないでしょう。
もちろん,それは「趣味だから」とか「格好がいいから」でも構わないと思います。
とにかく目的意識を持って英語を「使う」ことから始めなければなりません。
さあ,がんばって蓄積するぞ!


The Late Show with Stephen Colbert
洋書楽読(3):How STARBUCKS Saved My Life
を読みました。
エリート人生を生きてきた主人公が突然の解雇で転落し,
ボロボロになった彼がスターバックスに救われるという内容です。
最初からとても引き込まれましたし,中盤からはどんどんページが進みました。
まさにPage Turnerという感じですね。
これまでの2冊はJuvenile Booksでしたが,これは一般向けです。
とはいえ,とても読みやすい文章で書かれていて,
"WONDER"の一部よりは読みやすいと感じる人も多いかもしれません。
ただ,個人的なことですが,この本は仮定法がよく使われていて,
しかも,基本的に過去の話なので,頭を整理するために戻って読むことも多かったです。
仮定法過去完了などは日本語に訳してみないと理解しにくいところもありました。
このあたりを日本語を介さずに読めるようにならないとだめですね。
1ページに5個くらい知らない単語が登場しましたが,
意味の取りにくい文はそれほど多くありませんでした(上の仮定法を除いて)。
以下,あくまでもわたしの個人的な感想です。
・がんばれば読めるレベル:高校3年生
・おすすめ度★★★★★(超オススメ!)


あけましておめでとうございます。
昨年はTOEICと英検一級をそれぞれ1回ずつ受験しました。
英検一級に関しては,2018-1で自己最高のCSE2773で合格することができました。
CSEはそれほど大したものではないのですが,
失敗さえしなければ合格できるというレベルに達しているとすればうれしいことです。
仕事の多忙があり,2018-3の申込みは断念しました。
可能であれば,2019-1の夏の陣に参戦しようと思っています。
TOEICについては,1回しか受験できなかったことが残念です。
久しく模試も解いていませんし,2,3年前の「勘」も失ってしまった気がします。
今年は3回くらいは受験したいと思っています。
英語全般に関しては,今年も話すことを中心に練習をしようと思っています。
昨年は実践ビジネス英語の2017年Lesson19のAge-Friendly Environmentの
Vignetteの音読・シャドウイング・暗唱をほぼ1年かけてやりました。
1年もかけると,さすがに6分あまりのVignetteを暗唱でき,
何も見なくても最初から最後までソラで言えるようになります。
だからといって,口で覚えたフレーズを会話で使えるかと言うと,
決してそういうわけではないのですが…。
これまでは,週ごととか月ごとに課題を変えていっていたのですが,
1年間やり込むほうが結局は早道なのではないかと感じています。
今年も同じ課題を続けるか,別の課題に変えるかを考え中です。
また,昨年から始めた洋書楽読も継続します。
平日は30分程度,休日は合間合間に読むことにしています。
洋書を読むと教材や辞書ではなかなか出会えない表現に出会えます。
それに,本の内容を楽しみながら英語を学ぶことができます。
もう数年続けているオンライン英会話では,文法的に正しい英語で話す,
ネイティブのような表現を使うことを目指します。
私自身の今年の方向性・目標としましては,
1.英文暗唱できちんとした発音と表現を身につける。
2.洋書のよい本を正確に楽しみながら読む。
3.オンライン英会話など,アウトプットの機会をできるだけ増やす。
4.海外旅行へ行くなら,失敗を怖れずに英語を使う。
5.英検一級合格・TOEIC自己最高点を目指す。
英語学習者のみなさんのご健康を祈りつつ,
私自身も引き続き健康に気をつけ,英語学習に精進していきます。
今年がよい一年になりますように!

